量産される「危ない間取り」

2015.04.18 (土)
代表取締役 大原昇

こんばんわ、社長の大原です。 今日は、本当に暖かかったですね~~。車を運転しながら眠くなってしまいました~~(>_<)

さて、本日は耐震性について解りやすい内容を調べていると、気になった記事を見つけたのでご紹介したいと思います。

見出しが↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


量産される「危ない間取り」


です。気になりますよね~~。

内容は・・・・・・


戸建て住宅の構造材を加工するプレカット工場にバランスの悪い「危ない間取り」の設計図が持ち込まれるケースが目立ち、多くはそのまま建設されている――。そんな話を耳にした。警鐘を鳴らすのは職業能力開発総合大学校建築システム工学科の松留慎一郎教授だ。

 具体的には1階と2階で柱の位置や壁の位置が半分以上、合っていない住宅だ。設計の基本を理解した人にとってはにわかには信じられないようなことだが、 プレカット工場の担当者へのヒアリング結果によると「レアケースではなく、むしろこちらが主流になってしまっているのが実態という印象だ」(松留教授)。

 1階と2階の平面図を重ね合わせると、2階の柱や壁の下にそれを支える柱や壁が存在しない。1階と2階の柱や壁の位置が合致している割合を「直下率」と 言うが、柱の直下率が50%を下回ると、横架材がたわんで2階の床に不陸などが発生する事故の発生率が3倍以上に高まるという調査結果がある。さらに地震 に耐えるための性能が落ちる可能性もあるという。

 「木造2階建て程度の住宅は壁量計算で構造の検討を行うことが多いが、いくら壁量計算で偏芯率や壁量を確認しても、前提条件が崩れた間取りでは弱点が生 じる危険もある」と松留教授は言う。せっかく配置した耐震壁が有効に作用せず、地震時に大きなダメージを受ける可能性がある。 



 なぜ、設計の基本とでもいうべきことが守られず、バランスの悪い危ない間取りが量産されるのか?


 松留教授は「建物全体としての構造を検討せず、営業マ ンなどが建て主との打ち合わせで1階と2階の間取りをそれぞれ別々に決めて、そのまま突っ走ってしまうケースが多いのではないか」と推測する。「在来木造 は自由な間取りが可能」というイメージもこういった傾向に拍車をかけているようだ。


 住宅の長寿命化が脚光を浴びている。いわゆる200年住宅を認定する長期優良住宅法も施行された。しかしその足元で、不陸などの事故の発生率が高く、耐震性能の面でも問題のある住宅が量産されている可能性がある。

 松留教授は、間取りを検討する段階で柱の位置を少し変えたり、壁の位置に少し配慮するだけで大幅に改善できるケースが多いと強調する。ラフプランの段階で1階と2階の柱や壁の重なりをチェックすることを提唱している。

2009/07/28掲載記事より

私が考えるには、地震大国の日本において建築基準法の耐震は甘いと考えています。 耐震等級でも、柱の直下率・壁の直下率・偏芯率についてはあまり考えられていないのが現状です。 とても大事なことなので、今住宅を考えてられる方は営業マンに質問してみる事をおススメします。

さて、最後に本日船引に向かっていると桜と鯉のぼりのコラボレーションが見れたので写真を撮ってきました。
桜
鯉のぼり
桜と鯉のぼりのコラボレーションは素晴らしいですね~~。 そして、もうすぐゴールデンウィークがあります②。もう五月ですね~~。もっと②頑張らないとです②。