フルリノベーション。マンションの注意点。郡山市W様邸。

2015.02.17 (火)
大原工務店
 こんばんは。監督の渡邉です。
今日は雨が降っていますね。明日も天気が悪いようですよ(・_・;)。

 フルリノベーションをする上での注意点を紹介しますね。

トイレ
 問題①.設備の配管。

 基本的にマンションは水回りが一か所にまとまっていることが多いです。
それは、設備の配管が集中していた方が施工的にも経済的にも良いからです。
キッチンだけや、トイレだけまったく別の所に設置するというのは基本的には不可能に近いです。

 大本の本管に室内に引き込んである配管が接続されるわけですので、配管の高さは決まってしまいます。
 排水管は勾配をとり、汚水を流さなければなりません。その為、本管から引っ張る所が遠ければ遠いほど、床下の懐が深く必要になってきます。そうなると、階高は低くなってしまいますよね?その辺も考慮して、キッチンやトイレの設置位置を決めなければなりません。

 今回の工事では、できるだけUBを大きくし、対面キッチンにすることが最低条件でした。
「ここだけは譲れない!!。」といった気持ちを持って作り上げていくと、気持ちが入るので良い建物ができあがってきますよ(^^)vでも、どうしても無理な所は、どうしようもないですけどね(__)。

配線
配線2
 問題②.電気の配線。

 昨日、電気のアンペア数の変更はほぼ不可能に近いというお話はしましたよね?
今日は、電気の配線についての注意点を紹介します。

 電気は、分電盤からそれぞれの部屋に、コンセント・スイッチ・電灯配線と引っ張っています。
今回のマンションは、RC構造の建物で(コンクリート構造)、配管が埋設されていました。
古いRCの建物は、この手の配管が普通のようです。

 ということは、スイッチやコンセントや照明器具の位置を変更したい場合や追加したい場合は、露出で配線を引っ張るか、壁下地を作って内部に埋設して配線をするしかありません。
 いずれにしても、電気の位置を変更する為には、工事金額が多くかかってしまうということです。

 
 フルリノベーションをするといっても、予算ありきの工事だと思います。実際、工事をする気になれば、いくらでもお金がかかってしまいます。予算と相談しながら、お金をかける所、かけない所と見定めながら考えることも大切です。

  
 この辺の事を踏まえながら、間取りを考えていきます。
間取りが決まってしまえば、予算に応じて仕様を決めていくだけです!!