郡山市W邸マンションフルリノベーション。解体前の状況です。

2015.02.16 (月)
大原工務店
 こんばんは。監督の渡邉です。
風が強い一日だったように感じますが、少し寒さが和らいだようにも感じます。

 以前、マンションをフルリノベーションした物件の紹介を少ししましたが、
細かく紹介しますね!!

南
 南側和室の写真です。
3部屋あって、すべて和室となっていました。
キッチン
 キッチンの写真です。
DKになっていて、CFシートは土間コンに直貼りとなっていました。
北側
 北側の部屋の写真です。
ちなみに、和室の畳は、土間コンに直置き施工となっています。
廊下
 玄関・廊下の写真です。
高齢者の方がお住まいでしたので、手摺の取付などのリフォームは行っていました。
 築年数でいうと、築40年近く経過している、古いマンションです。
古い物件の分譲マンションはなかなか買いたいと思っても見つけることが難しです。その為、需要も多いのですが、ここまで築年数が経過している建物なので、瑕疵保険などの手厚い保障は期待できません・・・・・・。要するに、何かあったら自分で直すしかない!!ということです^^;。
 ここまで、年数が経っていると、リフォームをちょこちょこ行っていることが多いのですが、この物件に関しては、手摺をつけたり、UBと入れ替えたり、トイレを入れ替えたりくらいの工事内容でしたので、キッチン等は当時のままのようでした。
 
 壁は和室に塗っているような塗り壁仕上げで、2度3度と増し塗りをしていました。こまめにお手入れをされている方だったようです。

 この建物は、結構変わった建物で、マンションの戸数を多く確保するために、階高の無駄を最小限にして作られていました。その結果が、床の仕上げ土間直貼りにし、天井の仕上げをスラブコンに吹付け塗装を行ったのみの仕上げにしているというものでした。

洗面
 洗面所の写真です。リフォームは行っていませんでした。
UB
 UBの写真です。
昔は、バランス釜だったようです。
 水回りの工事は、トイレとUBのみ行っていたようで、洗面所はそのままでした。

 現況でUBを設置し、給湯器が付いていて、そのまま利用できそうだったので、ラッキーでした(^^)v。
バランス釜のままだったら、撤去して給湯器を付け替えて、UBを入れてと結構大変でした。

 
 フルリノベーションを進めていくうえで、実際、現調したり、工事が始まったりすると、次から次へと問題が発生しました・・・・・。
古い建物なので、仕方がないといえば仕方が無いのですが(・_・;)。
分電盤
 分電盤です。
 フルリノベーションをする上での問題点。電気の引込に注意です。
このマンションは、30Aの引込が施工されていました。

 今は、昔と違って、エアコンを各部屋に設置したり、IHを設置したり、レンジ・炊飯器など家電があふれていて、消費電力も多いため、通常は40A~60Aくらいの引込を行います。

 今回のリノベーションでもアンペア数の変更をしようと思ったのですが・・・・・・・。ほぼ不可能だと電気屋さんに言われました。

 マンションの形態によって変わるのですが、このマンションは1階部分に集中管理室があり、それぞれの部屋に引込が行われているのですが、大本の管理されている部分から複数部屋まとめて引込を行っているようで、その部分から引込線を入れ替える必要がある為、かなりのリスクを伴います・・・・・・。万が一、工事中に他の部屋の引込線をやっつけてしまったら・・・・・・。えらい金がかかってしまうし、他の部屋の方にご迷惑がかかり、大変な問題になってしまう。と、半ば脅されました^^;。

 そのリスクを考えたら、アンペア数の変更は断念しました。
30Aなので、必然的にIHという選択は消えます(*_*)。

ガス
 フルリノベーションの注意点。ガス管に注意。

 今回のマンションは、外部廻りの壁に埋設でガス管が埋まっていました。
ガスを使用した暖房器具用の配管のようです。

 電気代やガス代、灯油代の変動によっても変わりますが、ガスストーブなども経済的で結構使い勝手が良いようですよ!!
灯油を買ってくる必要もないし、暖房器具のリースなども行ってるようなので、利用してみてもいいのなか?とも思いました。

 ・・・・・・が実際工事を始めてみると、問題が(・_・;)。

 それは、また後日紹介します。

配線
収納
 リノベーションを進めていくうえで、大事なのは中途半端な事をしないことだと思います。

 「これは、きれいだから残して、ここの部屋はいじらないで。」というように、部分的に工事を行ったりすると、
工事自体も中途半端になるし、仕上がりも悪くなる上、満足度も下がってしまうと思います。

 すべて真っ新な状態にし、一から作り直すのがフルリノベーションです。

 その為、構造躯体を残し、すべて解体し、撤去してしまいます!!


 次回は、解体状況の紹介をしますね♪