2014.09.07

家づくりコラム

防蟻処理後、床・壁断熱材充填、床下地張を行い、第三者機関の中間検査を行いました。郡山市富久山町A様邸新築住宅。

 
 防蟻処理後は、床の断熱材を敷き込んでいきます。大引きと大引きの間に隙間ができないように、若干キツめに入れていきます。隙間があいてしまうと断熱欠損の原因となります。
 さらに、床下地となるパネル張を行います。当社の新築住宅は根太を使用しない為、剛床工法となります。床下地に24mmの合板を張っていきます。
 断熱材は、旭ファイバーグラス製のアクリアネクストというグラスウールを使用し、省エネ対策等級4仕様となるような密度の物を使用しています。
 しかし、どんなに密度が高く良い断熱材を使用しても、しっかり充填できていなかったり、気密処理があまかったりすると意味がありません。新築工事を進める上で、とても重要な施工ヶ所になりますので、しっかりと確認していきます。
 
 構造金物の設置を行いましたので、第三者機関による中間検査を行いました。
 
 構造金物は、筋違の金物や、基礎から柱を緊結させるホールダウン金物などがしっかりと取りつけられているか確認します。
 新築住宅の住宅瑕疵保険の登録条件として、検査を3回行わなければなりません。

 1回目は、基礎着工後の配筋検査。構造躯体となる部分で、コンクリートを打設してしまうと解体しないかぎり絶対に確認できない為、配筋検査を行います。

 2回目は、中間検査。検査項目は、耐震金物検査・筋違耐力壁検査・小屋組み検査・バルコニー防水検査・外部の透湿防水シートの施工検査などがあります。その他にも、検査票により仕上げ方法などの質問なども多々あります。

 3回目は、完了検査。敷地内に図面通り建物が建っているか。防火地域であれば、サッシ等防火仕様となっているか。住宅設備は指定の場所に取りついているか。火災警報器は取りついているか。天井高さは図面通り施工されているか。等々、検査します。

 以上の検査が通り、ようやく住宅瑕疵保険登録となります。
 こういった第三者機関の検査を受けることで、施工内容をしっかりと再確認できる為、しっかりとした施工を行うことができます。

 壁断熱材の取付も始まりました。グラスウールは、少し厚めのフィルムで覆われているのですが、そのフィルムが防湿の気密シートをなっています。内部と外部の温度差により結露した水蒸気を室内側に入らないようにフィルムを重ね、気密処理を行います。
 重ねが甘いと断熱欠損となるため、気密が取れなくなってしまいます。内部結露も発生し、大変なことになってしまいます。しっかりと施工状況を確認していきます。

 右上のほうに、黒いテープを張っている部分がわかりますか?これは、コンセントボックスを取りつけている部分なのですが、ボックスを設置した部分は、とても気密を取りにくくなっています。その為、プラスチックのカバーでボックス廻りを覆い、さらにカバーと断熱材のフィルムを気密テープで張り付け、気密処理を行います。
 
 断熱材の処理は、かなり手間も時間もかかる作業ですが、この作業はとても重要な意味を持っています。口うるさいくらい現場で何回も、しっかり施工してくださいね!!と、言っていました^^;

 来週からは、床板を張っていけると思います!!

 こんばんは。監督の渡邉です。
昨日はブログできませんでした。申し訳ございません。

 郡山市富久山町A様邸新築住宅、ブログを更新していない間にかなり進みましたよ!!

 当社新築工事では、エコボロンという防蟻材を使用しています。防腐・防虫効果もある薬剤で、ホウ酸塩が使われています。ホウ酸塩とは、揮発・蒸発をしない上、人間には食塩と同等の害しかない成分となっている為、安全性に優れた薬品となっています。
 しかし、雨などの水に弱いため、水に当たると塗布した薬剤が流れてしまう可能性があります。
 その為、外部の通気シート張を行う当日の天気が良い日を見計らって施工を行いました。

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