2015.01.20

家づくりコラム

郡山市安積町K様邸の現調の続き。出窓部分の雨漏り。原因は?

 屋根を見た限り、外壁との取り合い部分から水が侵入したのは考えにくかったです。屋根と外壁の取り合いで、怪しい部分があればそこを徹底的に直せばいいのですが・・・・・。

 破風板と板金の取り合い部分は、ふっこみ風が吹いても、雨漏りになるほどの水が入ってくるのは考えにくいです。

 となると、どこが怪しいか・・・・・・・・・。

 屋根の上の部分を見ていただきたいのですが。
右の写真で、屋根の折板が何枚かに分けて葺いてあるのがわかるでしょうか?ジョイントが存在しています。
さらに写真でもわかるくらい屋根中央部分が窪んでいます。そして屋根は緩勾配です。

 以上の事から、雪解け水が積もっている雪にせき止められ、水がダムのように屋根の上に溜まり、流れきれなかった水が屋根の継ぎ目部分から侵入し、雨漏れしたのではないかと予測しました。

 
 とりあえず仮説を立てたので、継ぎ目部分にシーリングを打設し応急処置をし、様子をみていただいて原因が確定したら、次の段階へと進めていこうと思っています。

 雨漏れを特定するのは本当に難しいです。この部分だ!!と思っても、実はまったく違うところに原因があったりします。はっきりと言えることは、根本的な原因を対処しなければ永遠と雨漏りは治らないということです。

 とりあえず怪しい所から対処して、原因を探っていきます(__)。

 出窓の屋根を上から撮った写真です。

 出窓軒先の部分の写真です。
昔はよくありましたが、破風板を塗装のみで仕上げた納まりとなっていました。
 サッシ廻りの部分から水がちたちた垂れてくるような状態でした。
水の量から考えても、結露はしているものの、それ以外に原因があるような感じでした。

 ここで考えられるのは、出窓の屋根から雨漏りがしているか。もしくは、2階の屋根部分から水がつたってきているか。

 様々なことが考えられますが、とりあえず出窓の部分から調べてみました。

 少し黒ずんでいるのがわかりますか?その部分が雨水がつたっていた部分です。
 サッシの鴨居部分の写真です。
 こんばんは。監督の渡邉です。
朝からまさかの大雪でしたね(・_・;)。その後、雪が少し弱くなりましたが安定しない天気でしたね・・・・・。そもそも雪降る予報じゃなかったですけどね^^;。

 先日ブログに書き込みました、郡山市安積町K様邸補修工事の現場ですが、お客様からご相談を受けた内容を紹介します。

 

 和室部分に出窓がありました。
この和室を通常リビングとしてご使用しているようです。

 この和室のサッシ部分から、雨漏れがしているようでした・・・・・。

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