2019.11.14
家づくりコラム
丁張検査が終わり、根切り工事です。郡山市富久山町I様邸
こんにちは、大原工務店 工務部 加藤 です。
郡山市富久山町のI様邸新築住宅では、丁張検査が終わり、基礎工事が進んでおります。
黒のキューブ型のお家になる予定です。
丁張とは、貫板(貫板)と呼ばれる杉板と、木杭で作られるもので、
建設予定の建物から1mくらい外側に木杭を打ち込み、基礎の天端よりも少し高い位置に貫板を打ち付けます。
その際、貫板は必ず水平でなければいけません。
そして、貫板と木杭だけの四角形だと外力に弱いので(動いてしまう)、筋違(すじかい)で三角形を作って完了です。
次に境界からの離れをとり、水糸(みずいと)を使い丁張の中に建物を描いていきます。
丁張の役割というと、
大要には水糸によって建物の位置や基礎の天端の高さが確認できる。
作業的には、
丁張に張った水糸を基準に根切りの深さ、幅を確認し、
水糸を基準に砕石を敷く高さを確認し、
水糸を基準に捨てコンの高さを確認し、
水糸を基準にコンクリートの高さを確認し、、、、
と、基礎工事のすべては丁張を基準に進んでいくのです。
なので丁張、丁張検査は大事なのです。
何でもできる私も丁張を組んだことがありますが、一日がかりでした。
プロの基礎屋さんは2時間から3時間で完成させ、
検査が終わるまで別の現場に行っちゃいます。
その間に工務の2人でしっかり検査をします。
丁張は、基礎工事だけでなくその後のすべての工事の精度に大きく影響します。
なので2人で確認するという、時間と手間をかける意味が大いにあると思います。