内部に囲われた外部を持つ白いコートハウス

内部に囲われた外部を持つ白いコートハウス

概要

面積
1F面積:121.65㎡
延床面積
121.65㎡ (36.79坪)
お客様の要望である天井の高い平屋建の拡がり感のある住まいを設計する際に、敷地の形状とロケーション(道路・周辺・隣接地との関係)を考慮しながら、日照・通風・採光という住宅の基本的機能を満足させるためにコートハウスを選択。室内の天井高は、標準的な住宅の天井高2,400mm+1,000mmに設定するが、主たる構造躯体の水平梁は標準的な高さに抑えて、水平方向の構造的安定性を確保した。結果的に大空間の中に300×120の大梁が整然と現れてきて、魅力的な動的空間が実現した。コートに面する側の開口部の上部にはFix窓を設けて、室内空間全体の明るさにも配慮した。コートに面した開口サッシは、全て床付けを基本として室内空間が外部空間へと連続して繋がってゆくように配慮した。

間取り

ギャラリー

南北に長い土地に対し建物をコの字型に配置した平屋の注文住宅。
道路に面している外部は閉じつつも、内部は中庭を通して家族の気配がいつでも感じられる家。
中庭に面した開放感あふれるリビング・ダイニング・キッチンでは、高窓を設置することで十分な採光を取り込む。
シンプルな空間の中で規則的に並んだ梁がアクセントとなっている。
平屋を生かし、天井高3.3mとすることで拡がりのある大空間が。
天井高を強調した玄関土間ホール。
天井高をリビングと同じ3.3mとすることで、つながりのある空間に。
玄関収納を壁に埋め込み、凹凸のないスッキリした印象の玄関土間。
手前に設けた地窓は、隣地からの目線は避け、光を取り込む。
東側にあるキッチンには朝日を取り込める窓を配置。
キッチンとダイニングを間仕切る壁はあえて低くし、一体感を感じさせている。
アイランドキッチンと後ろのキッチンユニット収納に吊戸を付けないことでより洗練され、空間に拡がり感をプラスする。

コの字型の形状に沿って形成される深い軒と回廊型のウッドデッキが印象的な中庭。
南北に長い土地の中でも十分に光を取り込む家族だけのプライベートな庭空間。
各部屋に光や風を取り込み、シンボルツリーや植栽を植えて季節を感じられる役目も。

ダイニングとキッチンの間に、間仕切りを兼ねた収納棚を。オープン棚にお気に入りの小物や写真などを並べ、生活に彩りを。