【標準仕様】シックハウス対策-防蟻処理-
シックハウスと防蟻薬剤
「目がちかちかしたり、気分が悪くなった」
など健康被害をうける事をシックハウスと呼んでいます。
原因のひと つとして、シロアリ消毒(防蟻処理剤)に使われる薬剤も原因と言われています。
せっかくの新築住宅なのにシックハウスや健康被害にならないように、シロアリ消毒(防蟻処理)にもしっかりと取り組まなければなりません。
しかし、ほとんどのハウスメーカー・工務店は揮発性のある薬剤を使用しているのが現状です。
シロアリ消毒(防蟻処理剤)の危険性は→→→こちら「よくある質問」
大原工務店では、防蟻処理(シロアリ消毒)には、人にやさしいホウ酸系の防蟻処理剤「エコボロン」を採用しております。
エコボロンとは??



木部に浸透したほう酸の効果は長期間衰えません。
つまり、5年ごとに必要な再施行もいりません。もちろんお部屋の空気はいつまでもクリーンです。


エコボロンPROは非常に安全性が高いため、シックハウス対策に、健康住宅志向のビルダー様に広くご採用いただいております。2011年9月には、公益社団法人日本木材保存協会の認定薬剤として登録されました。
エコボロンPROの主成分であるホウ素は、自然界ではホウ酸やホウ酸塩として存在し、海水や温泉水中に多く含まれています。また、植物にとって必須微量元素であることから、人間も野菜や果物を食べることで日常的に摂取しています。
身近な所では、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液などにも使われています。 カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の吸収にも効果があるといわれており、 サプリメントに配合されていることもあるようです。
人間などの哺乳動物がほう素を必要以上に摂取した場合には、腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。ですので、ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度です。 少量口に入ったり吸入してしまったりといった程度では全く問題になりません。
もちろん量の問題はあります。排せつされる量を超えて短期間に大量摂取すれば問題が出てきます。醤油を一気飲みすると生命に危険が出るのと同じようなものです。
エコボロンPROはこの点にも配慮し、幼児等による万が一の誤飲事故を防止するため、苦味成分を配合しています。
ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがありませんのでお部屋の空気を汚しません。高気密高断熱構造であっても、床下換気システムであっても、シックハウスの心配は無用です。安心してお使い頂けます。

通常5年保証ですが、エコボロンproは新築施行した後のシロアリに食害されたことによる被害を10年間修理費用を保証します。(上限1,000万円)

防蟻用途では、1950年代にニュージーランドやオーストラリアで使用され、1980年代にアメリカで本格的に普及し始めました。
特に”イエシロアリ”の活性が高いハワイ州では1985年に全構造材への防蟻処理が義務付けられましたが、防蟻剤の主流はほう酸です。

残念ながら、一般的な農薬系防腐防蟻処理剤は5年以下で効果が消えてしまいます。
本来5年ごとの再処理が必要ですが、完成した木造家屋への再処理は難しいのが実状です。
近年健康被害から使用が禁止された薬剤に薬剤に代わるものとして、分・揮発せずに効果がいつまでも持続する『ほう酸』が注目されています。

それに対し米国は約55年、英国は約77年です。
国は今、豊かな住生活確保と環境保護のため長寿命住宅の整備を進めています。
提言内容はスケルトン(構造躯体)の耐久性を高め、インフィル(内装/設備)を簡単に取り替えられるようにすることです。
なかでも、スケルトンの耐久性が長寿命住宅のカギとなっています。

しかし、そんな『あたりまえ』が壊されてしまうことがあります。
そう、『腐れ』と『シロアリ』によって。
空気中を漂う“木材腐食菌”が湿った木部に付着すると腐りだします。 土の中からシロアリが侵入すると、土台や柱を破壊します。
阪神淡路大震災で倒壊した家屋のほとんどに腐れとシロアリの被害がありました。
家を長持ちさせるためには、きちんとした防腐防蟻処理が重要です。


木造住宅が壊れていく最大の原因は「腐朽」と「シロアリ」。
住宅を支える最も重要な土台や柱、筋かいなどを侵していきます。腐朽・シロアリをきちんと予防することは、住宅を長持ちさせるために非常に重要なのです。
農薬系の効果は最長5年間
柱などに一般的に使われている防腐防蟻剤は“農薬” です。その効果は最長で5年間。
5年以内に蒸散と分解で無くなります。防腐防蟻効果を持続させるには、5年ごとに再施工しなければなりません。

右の図は一般的な外壁内部です。
5年ごとの再処理が必要な部分がありますが、断熱材や防水シートなどがあってできません。
現在建てられている住宅は、現実的に再処理は不可能です。
無処理はとても危険
つまり、6年目以降は柱や筋かいなどが無処理のまま、なのです。シロアリは地球上で最も数が多い昆虫のひとつ。木材腐朽菌は常に空気中を浮遊し、木材が濡れれば腐り始めます。

揮発性がなく分解されない無機系防腐防蟻剤(ホウ酸系)を使う。
農薬系を木部に使用するのは日本独自の方法です。(アメリカでは基本的に認められていません)
これらを知っているか知らないかで、住宅の寿命が大きく変わります。
①防腐防蟻剤は何を使うのか
②効果は何年持続するか
③効果が切れた後の措置
④薬害は無いか

べた基礎 | … | 布基礎に比べ格段の防腐防蟻性能がありますが、完全に防ぐことはできません。 |
ヒノキ土台 | … | ヒノキは防腐性能はありますが、防蟻性能はあまりありません。 産地によってはほとんどありません。 防蟻性能大とされるヒバも、辺材は食害されます。 |
通気壁 | … | 防腐性能は向上しますが、柱や筋かいなどへの防蟻性能は期待できません。 |
パッキン | … | 万能ではありません。 |
木部用防蟻剤の比較

ホウ酸塩が木材を守ります
ホウ酸塩の高い防腐・防蟻性能は、京都大学などの公的機関により実証されています。エコボロンは高濃度のホウ酸塩を木材の内部まで浸透させ、シロアリ・木材腐朽菌から木材を守ります。



また、エコボロンPROは木材腐朽菌やカビ菌などの菌類に対しても有効です。人の健康な皮膚からはホウ酸塩は吸収されませんが、菌がホウ酸塩に触れると細胞壁を通して細胞内に入り、一定量の濃度を超えるとエネルギー代謝が出来なくなって死滅します。
ホウ酸塩はForintek研究所(カナダ)により、年間降雨量1,000mmを超えるバンクーバーで14年間に渡り 野外試験(L-ジョイント試験)が行われ、高い防腐性が確認されています。
ホウ酸に防錆性能があることも、様々な実験から明らかになっています。エコボロンPROもまた例外ではなく、金属腐食を防ぐ傾向がみられます。住宅を長持ちさせる為には、木造住宅の接合金物を腐食から守る事も大切です。